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失われる財産


何十年後かの農場の姿?

2.土がなくなる日

農夫が土を拾い上げては地面にパラパラと落とす。この単純な作業には、実は農業を行うための土が失われつつあるという意味が含まれている。最も生産量のあるアメリカ中部の農場は氷原に感謝しなければならい。なぜならカナダ北部にある氷原は岩盤を削り取り、細かく砕けた土を川を通じてアメリカ中部にまで押し下げてくれた事により農業が可能になったからだ。さらに、1800年代に農業者たちは地中に深く根を張った草原の土の表面を剥がし、耕す事により農業を成功させた。この偉業は人類の歴史の中でも農業の奇跡とも言える大偉業である。

しかし、この偉業も対価を払わなければならなくなった。繰り返し、平原地帯の土を掘り起こしてしまったばっかりに、土壌を何十年間も乾燥した風にさらし、また洪水にもさらす事になってしまった。それにより削り取られた豊かな土はミシシッピー川の流れを通じてメキシコ湾まで流されてしまう事になる。19世紀頃から、農夫達はそれを食い止めようと新しい技術を開発しようとしたが、今もそれを解決するには至っていない。保全のための方法と努力により、土が失われるスピードは以前と比べて落ちてはいるものの、草原にある草木から自然に与えられた天然の土はすぐになくなると考えられている。

農業関係者と企業は作物の生産量の低下と自然侵食をとめる為の農薬を 毎年莫大な費用を掛けて生産している。こちらの方も今後値段が上がると見られるカーボンと石油から作られている。アメリカ中部の地表を回復させるには北部の氷河から土が流れてくるのを待つしかないのだがそれはおそらく5万年から10万年ぐらい必要となるだろう。


     


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